保険適用となったハイブリッドレジンでのCAD/CAM冠への対応

平成26年度診療報酬改訂により、先進医療において臨床がおこなわれていた「歯科用CAD/CAMシステムを用いたハイブリットレジンによる歯冠補綴」が平成26年4月1日より、保険適用となりました。
 それに対応するため、弊社では「松風 S-WAVE CAD/CAMシステム」、「Aadva CAD/CAMシステム」と2台のシステム導入しました。

松風 S-WAVE CAD/CAMシステム

Aadva CAD/CAMシステム

CAD/CAM冠の特徴

適応部位 単冠のみ(小臼歯 4番・5番)
特徴 レジンが混ざっている分、色調は自費のオールセラミックには多少及びませんが、白く、きれいな艶があります。 少しでも銀歯を減らしたい方にお勧めです。
金属を使用しないので、金属アレルギーの方にも安心です。
また、高い強度と程よい柔軟性を合わせもっているため壊れにくいです。
保険点数 (1歯に付き)1200点
算定要件 @厚生労働大臣が定める施設基準に適しているものとして地方厚生局に届け出た保険医療機関において、歯冠補綴物の設計・製作に要するコンピュータ支援設計・製造ユニット(歯科用CAD/CAM装置)を用いて、小臼歯に対して歯冠補綴物(全部被覆冠に限る)を設計・製作し、装着した場合に限り算定する。
ACAD/CAM冠は、CAD/CAM冠用材料との互換性が制限されない歯科用CAD/CAM装置を用いて間接法により製作された歯冠補綴物をいう。
B特定保健医療材料料は別に算定する。

【特定保健医療材料とは】
CAD/CAM冠用材料 4,840円

次のいずれにも該当すること
(1)薬事法承認又は認証上、類別が「歯科材料(2)歯冠材料」であって、一般名称が「歯科切削加工用レジン材料」であること
(2)シリカ微粉末とそれを除いた無機物フィラーの2種類のフィラーの合計が60%以上であり、重合開始剤として過酸化物を用いた加熱重合により作製されたレジンブロックであること
(3)1歯相当分の規格であり、複数歯分の製作ができないこと
(4)CAD/CAM冠に用いられる材料であること
施設基準 @歯科補綴治療に係る専門の知識及び3年以上の経験を有する歯科医師が1名以上配置されていること
A保険医療機関内に歯科技工士が配置されていること。なお、歯科技工士を配置していない場合にあっては、歯科技工所との連携が図られていること
B保険医療機関内に歯科用CAD/CAM装置が設置されていること。なお、保険医療機関内に設置されていない場合にあっては、当該装置を設置している歯科技工所と連携が図られていること

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